札幌薄野宣教ネットワーク
(以下修正した記事の内↓)
東京以北最大の歓楽街として知られる北海道札幌市の薄野。高層ビル群内に、飲食店、ホ
テル、風俗営業店などが雑多にひしめく。この「遊・食・飲・泊」の町、薄野で伝道活動をする諸 教会が今年3月に札幌薄野宣教ネットワーク(SSMN)=西森昌二代表=を立ち上げ、情報 交換や祈り合い、互いの伝道の働きを支えるなどしている。代表の西森牧師(日基教団・札幌 グッドアワー教会)に伝道活動の様子などを聞
いた。
「罪とのろいと痛みが染み込んでいる地。日本全土の痛みを引き受けてきた歴史のために、
癒しの祈りが必要です」と西森牧師は語る。
薄野の歴史は明治時代にさかのぼる。明治3年(1870年)一時中断されていた札幌本府建
設が再開されると、請負人や大工、職人らが本州から札幌に押し寄せ、売春、暴力、とばくに 明け暮れていた。当時の役人は混乱を静め、男性を札幌に引き留めておく策として、現在の 薄野に公費で遊郭(官許遊郭)をつくった。当時娼妓と呼ばれた娼婦が下敷きとなって、売春 産業が札幌発展の布石となっていった。娼妓は性病にかかると捨てられたという。また、開拓 のためにやってきた人々は地元の神社や寺を持ち込んだため、今も薄野には多くの寺社が残 っている。
薄野への伝道にクリスチャンらは積極的にかかわらず、教会の設置も薄野を避けてきたとい
う。戦前戦後、救世軍札幌小隊が伝道と祈りに取り組み、今日に至っている。ここ数年ようやく 近隣の教会が薄野伝道に力を入れるようになってきた。札幌グッドアワー教会は8年前から路 傍伝道や店舗へのキリスト教伝道文書の配布などをしている。単立・ゴスペルチャペル札幌教 会(山下道広牧師)は薄野にあるホテルの1室で活動をしている。福音バプ宣教団北広島チャ ペルキリスト教会(木村恵一牧師)は01年からいくつかの教会の牧師、宣教師、信徒らと薄野 伝道をしてきた。また、単立・北斗チャペルキリスト教会(籾山和浩伝道師)も薄野伝道に重荷 を持ち、働きに加わった。これらの教会の宣教ネットワークがSSMNだ。SSMNは、薄野に大 きな変革が起こり、そこから救われた方々が用いられ、日本のリバイバルに参与することを信 じ、隔月で懇談と祈り会を開催し、互いに祈り合い、情報交換をしている。
西森牧師によると、「風俗店で働いている男性の中には、牧師の子弟や以前教会に行ってい
たという人もいます。客引きや若者に声をかけ、聖書を配布し、自然な形で福音を語ることを 心がけています。」という。
不景気になると風俗店が増えるのだとも。仕事があり、需要もある。働けばすぐ金を手にでき
る。また、観光客らが一時的な人間関係を求めて訪れるのが薄野の今なお変わらない姿だ。
「最近は、風俗店関係者、客引きの方々の中で、毎週訪問して聖書を無料で配っている私た
ちのことが噂となっているようです。また、祈りと伝道の継続により、関わる方々の態度も柔ら かくなったことを感じます。ますますへりくだり、低いところ、罪と痛みに満ちたところへと福音を 届けて行きます。そこから必ず、今世紀のサマリアの女や徴税人マタイ、マクダラのマリアが救 われリバイバルに用いられて行くことを信じます。」と西森牧師は決意を語る。
「SSMN札幌薄野宣教ネットワーク」―薄野・札幌・日本のリバイバルを願って
私たち札幌グッドアワー教会が位置する地域は、関東以北最大の歓楽街「薄野」の近くにあ
り、薄野に働く方々のベッドタウンのような場所です。札幌で最も古い地域でありながら、中心 からは取り残され、戦後は赤線地帯・貧民街でした。伝道を継続しながら、現在もすぐ近くに売 春宿が幾つもあり、児童虐待も多く、放火や暴行や窃盗などの事件も多い地域であることを知 らされて来ました。私たちの伝道喫茶では、売春をしている女性、ヤクザに追われて助けを求 めに来た女性、薄野で働く母親から虐待を受けている子供、このような方々との出会いもあり ました。そして、私の心に問いが起こって来たのです。イエス様ならどうするのだろうか?イエス 様ならば、薄野で罪の中に生きる多くの方へ真っ先に伝道していたはずでは?
まず、自分が薄野の現実を理解し、そこに働く方々への神様の愛が与えられるために、兄弟
姉妹と共に、薄野での路傍伝道・多くの店舗へのトラクト配布・ごみを拾いながらの伝道。夜1 1時過ぎのファーストフード店などでの伝道。等身大の十字架を担いで薄野を歩き祈ること。等 を、継続的に実践して来ました。また、薄野の歴史を調べました。明治時代、札幌の歴史は薄 野を中心として発展して来ました。公費で遊郭が建てられ、売春産業が札幌発展の土台とされ ました。今日も薄野の中に様々な悪霊の力が働いています。その束縛の中にいる大勢の方が います。また、札幌で神社や寺が最も集中しているのも薄野です。でも教会は、薄野への伝道 をほとんどしてこなかったのです。祈りと伝道と調査をする中で、私の心に変化が与えられまし た。それは、薄野に働く方々に福音を伝えてこなかったことをあやまる必要があるという思いで す。
2004年3月、神様の不思議な導きで教団教派を超えてビジョンを同じくする5名の牧師が中
心となり、SSMN札幌薄野宣教ネットワークをスタートすることとなりました。現在までの約2年 間、毎週月曜日の深夜と火曜日の午後の伝道が継続されています。毎週火曜日には、一軒 一軒薄野の店舗を回りながら、聖書配布と祝福を祈る伝道を継続しています。今まで約1200 冊の聖書を風俗店、バー、スナック他へ、一人一人に声をかけ、確実に受け取って下さる方へ 配布して来ました。その聖書は、私たちの働きの賛同者の献金からに購入していましたが、一 年ほど前からは、ギデオン協会の方々のご好意により、古くなりホテルから引き取った聖書も 頂いて伝道に用いています。今、神様の祝福により、教団教派を超えた祈りと伝道の輪が広 がり続けています。薄野からの求道者、救われる方も起こされています。私たちのビジョンの 一つは、薄野に解放と弟子育成の拠点となる栄光溢れる教会が立つことです。また、薄野の 変革とそこから救われた方が現代のザーカイやサマリヤの女となり、札幌、北海道、日本のリ バイバルのために用いられることです。皆様の祈りによる支援をよろしく願い致します。 ![]() |